イパネマの娘を歌うジョアン・ジルベルトが死去
そういえば、なんと、あの「イパネマの娘」をうたった
ジョアン・ジルベルトがお亡くなりになったと。
享年88才。
◆ボサノバ歌手ジョアン・ジルベルトさん死去、88歳 「イパネマの娘」など
https://www.afpbb.com/articles/-/3234014
なんとまあ。
てか、最近まで、まだご存命だったんですね。
知りませんでした。
なんてって、イパネマの娘を作曲した
今から25年くらい前に亡くなっていますので。
てっきり、ジョアン・ジルベルトも
お亡くなりになっていたかと思いました^^;
ちょっと失礼ですね。
で、ジョアン・ジルベルト
って、ちょっとどころか、かなり気の抜けた
ふにゃふにゃした歌い方をするんですよね。
でも名曲「イパネマの娘」を歌っています。
こちらが、その名盤です。
Stan Getz & Joao Gilberto - The Girl From Ipanema
これ1963年の作品。
たぶん、ほとんどの人が聞いたことがあるはずです。
ボサノバの名曲ですからね。
アントニオ・カルロス・ジョビン作曲。
ちなみに、歌は、アストラッド・ジルベルトとヂュオしています。
アストラッド・ジルベルトは、ジョアンの奥さん。
結婚したんですね。
ただ、ちょっと騙して結婚したんですね^^;
年の差が、たしか10才以上離れていたと思います。
で、ジョアン・ジルベルトは、
「ボクと結婚すると、有名になれるよ」
と脅迫もとい、誘惑、もとい、求婚^^;
で、まあ、本当に、アストラッド・ジルベルトは
有名になるんですね。
ボサノバ界でも有名に。
でも、その後、離婚するんですけどね。
やっぱり、利害関係だと、長続きしないんでしょうね^^;
と、そんな昔話も思い出しましたが、
ボサノバが流行したのが1960年代。
今から50年以上も前です。
半世紀前ですからね。
でも、当時のローファイなサウンド(録音)は、
どこか味があって、いいんですよね。
ローファイな音って、今ではヒプホップでは定番です。
ヌジャベス、Uyama Hiroto辺りは、
もうローファイで泣かせるくらいですからね^^;
Uyama Hiroto - End of the Road
今ではローファイなサウンドとして定着している60年代の録音。
あのかすれた哀愁感のある響き。
ジョアン・ジルベルトの作品も、ローファイな響きがありますね。
私的には、「イマージュの部屋」のアルバムが最高。
このアルバムは、クラウス・オガーマンが編曲。
最高のボサノバが収録されています。
たとえば、「トリステ」。
João Gilberto - Triste
いいですね^^
最高っすよ。
てなわけでして、ボサノバの創世記を飾ったジョアン・ジルベルト。
お亡くなりになりましたね。
アントニオ・カルロス・ジョビンが逝去し、
クラウス・オガーマンは確か2年前にお亡くなりになっています。
ボサノバ時代を作ったミュージシャンが、
また一人消えていきます。
時代の流れを感じさせますね。
で、ちょっと寂しいですね。