ゆるぼさラウンジ

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初めて自分で曲を作ったとき

10代の後半、自分で音楽を創りたくて頑張っていたときがありました。
幼少の頃から楽器を習っていなかったため、
また今のように楽器演奏をわりと簡単に学べる環境ではなかったため、
楽器は弾けなかったんですね。

楽器が弾けないのに「自分で曲を作りたい」
という執念に近い思いがわいてきて、
どうにかして、自分で曲を作ることができないだろうかと、
模索が始まりましてね。

で、結局、音楽理論からの攻略となったものでした。


が、古典的な音楽理論は約束事が多く、どうもしっくりこないんですね。
どこか音楽の本質とズレている気がしたもんです。

で、「こりゃダメだ」と思いましてね。
古典音楽の理論はおかしい。
そう思ったんですね。

で、しばらくブランクがあったのですが、
ジャズの世界で思わぬ発見がありましてね!

バークリー音楽大学を卒業したという
コテコテの理論家が、キーボードマガジンという雑誌で、
アレンジのコラムをしていたんですね。

これをたまたま目にしたのがきっかけでした。


が、ジャズは複雑です。
ものすごく高度な理論です。

ジャズの理論は、最初はチンプンカンプンでしたが、
専門用語を少しづつ憶えて、
下手くそながら鍵盤を押さえて和声の感覚をつかみ、
コード進行、アレンジのテクニックを少しづつ理解。

その甲斐があってか、特に和声、いわゆるコードですが、
コードとスケールの仕組みがわかるようになりましてね。

で、自分で好きなコードや進行を組み立てられるようになったものです。
もう、これ自体がうれしかったものです。


で、そうやってコードで遊んでいたら
ある日突然、メロディが降りてきた!

ええ、メロディが降りてきたんですね。
20才の春です。
確か4月だったような。

初めての作曲。
自作の音楽。

もうこの時は飛び上がらんばかりにうれしかったものです。
脳の中で、音楽の神とつながった感じがしたものでした。

その音楽のテープは、あるんですが、
歌を入れてしまったため、
とてもではありませんが、
人様に聞かせる代物ではないんですね^^;


で、これがきっかけで、矢継ぎ早に
いろんな曲を作りましてね。

もうコーフン状態^^;


やがて、自分なりに工夫を凝らして、
楽器が弾けない人でも曲作りができる
もっとシンプルな理論にしましてね。

五音によるコードを基本とし、
ベースとアッパーコードに分割した
単純なコードワークなんですね。

が、これが結構、使えて、自分で曲を作っていったものです。


20代の頃は、何かやっている途中でも
頭の中で音楽が鳴りましてね。

が、それをいかにしてメモするかが一苦労でした。

弟がいるのですが、弟も音楽のド素人だったのですが、
この方法を教えたところ、できるようになりました。

おっと、これはビックリ。

で、弟はなんと、今、音楽クリエイターを本業としています。


音楽は、メロディも大事ですが、
それよりもメロディを支える
和声(コード)がとても大事であるというのが私流です。

で、和声(コード)は7音がマックス。
で、ここから6音、5音、4音、3音、2音と減らして
ナチュラルに聞こえる「音の数」で鳴らすのが
コツではないかと考えましてね。

基本は7音。
7音コードでも美しく聞こえるのが
m7・9th・11th・13th。

この7音コードをドーっと延々と鳴り響かせて
ストレス解消を、昔はやっていたくらい。

この7音コードは、結構、ヘブンな気分になります。

たとえばDm7・9th・11th・13th、
つまり白鍵を1鍵盤を置いて
7つの鍵盤を押さえます。


以前、水源禅師が「音階の7音はチャクラに対応していることが
修行をしてわかった」と言っていましてね。
こういうことは物の本で読んで知っていましたが
「へー、本当だったんだ」と驚いたものでした。

現在ではDTMが揃い、いろんなフレーズも
即座に取り出せ、アイディアさえあれば
音楽もできる環境が整っています。

「自宅でピアノをマスター」というDVDもあり、
これまた結構な内容です。

今は、素晴らしい時代になったと思います。

しかし、そんな曲作りのことはじめ物語デス^^