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台風24号の影響で「浜松大停電」〜電気・ガス・水道といった重要インフラは国が管理運用するほうが適切では

いやはや、今回の台風24号チャーミーの影響で、浜松市は大停電!
9/30の夜から停電が続き、実は、先ほど(9/3)、ようやく電気が付きました。

あいやー、今回はエライ目にあったものです。
で、ようやくPCに触れ、インターネットにも接続できています。


しっかし、今回の台風被害はすさまじい。
ま、詳細は、追々、書いていきましょう。

が、一番、ビックリしたのは、西インターからの環状線を走っていたところ、
北区の三方原環状線沿いにある民家?倉庫?が、
完全にペシャンコになっていた光景です。



これですね。
わかりにくいかもしれませんが、写真に写っているのは、潰れた家の屋根です。
見事にペシャンコになっていましたね。
あまりにもショッキングでしたので、
信号待ちのところで、思わず撮ってしましました。
持ち主の方、すみません。


あと、カーポートが倒壊して、ベンツに直撃した光景もありました。
これは持ち主の方、本当にお気の毒です。


あと、浜松が誇る五味八珍の看板も破損。



五味八珍はこの程度?と言っては申し訳ないのですが、
これくらいで済んでよかったと思います。

今回は、とにかく、浜松は大被害。
いや静岡県大被害といったほうがいいでしょう。

信号が曲がっていたり、街路樹が倒れていたり、
看板が倒れていたり、壊れていたりする光景が見られましたね。
車で、ちょっと走っていると、そんな光景を見かけます。
今回の台風の被害の凄さが見られたものです。

袋井の可睡斎でも被害があったようですね。






しかし、もっとも大きな被害は「停電」ですね。
停電。

9/30の夜に、市内のほぼ全域が停電。
いや、静岡県の西部地域と、中部地域のほぼ全てが停電。

で、これが数日に及び、今もなお停電している地域もありますので、
もう、生活や仕事に大打撃です。
大変。
私のところも、3日の今日、ようやく回復したところです。







今回は、9/30の夕方から、「台風24号チャーミーはヤバそう」と
胸騒ぎが走り、霊感だか、動物的本能だかが、動いたものです。
浜松は、台風などの被害が少ないところです。
台風の被害を受けることは、まず無い。
安全な地域です。

しかし、今回は、胸騒ぎ。
絶対にヤバい。
そんな猛烈な胸騒ぎは、9/30の、奇しくも停電前に書いた記事の通りです。
https://yurubosa.hamazo.tv/e8194100.html

で、懐中電灯やらをそそくと用意をして、
万一のために対策をしておったものです。




するってえと、予感が的中。
浜松市内は、9月30日の22時頃から相次いで停電。
結局、市内全域が大停電とあいなりき。

翌日は、引佐地区と、天竜地区の一部は早々に電気が回復したものの、
その他のほぼ市内全域は、随時回復という有様。
完全回復は明日4日という異常事態に陥っています。





しかし、電気が無いと、もう生活は破綻することがわかりましたね。
ええ、破綻です。
これね、数日ならまだ持ちますが、1週間、1ケ月になると、
生活はマヒし、破綻しますよ。
現代は、いかに電気が血となり、重要なインフラになっているかがわかります。
電気が無ければ、生活は終わり。

電気の無い生活を、3日近くしましたが、「プチ避難生活」状態です。
もう、仕事にもなりません。
ボヤきが過ぎて、もはや笑うしかない状態の人が多数。
私も、なーんにもできません。

鮮魚卸をしているところでは、5,000万円の被害だと言っていましたね。
おいおい、これはヤバいぞ。
中部電力、なに復旧をモタモタしてんねん。

さすがに、浜松の経済に大打撃過ぎるでしょう。
おそらく、中部電力のあり方に、今後、厳しい訴追も出てきます。


で、杏林堂、遠鉄、西友などのスーパーは休業。
自家発電がある?コンビニやスーパーは開店していましたが、
電気が無ければ、食品、水、生活必需品が手に入りません。

開店しているスーパーやコンビニは「神」に見えましたね。
が!食べ物を手にしようと争奪戦?も起きます。

お総菜、お弁当、パン、即席麺、カップ麺は
あっという間に売れてしまいます。
早い者勝ち状態。



で、コンビニは、ローソンは全部営業していましたね。
セブンイレブンは電気が付いていないところもあった。
あくまで、私が見た限りです。



あと、家庭では、冷蔵庫がダメ。
冷蔵庫の中に入っているものは、仮に冷凍庫を開けなくても、
3日も経てば冷凍していたものも腐り始めます。
2日目の夜には、冷凍庫から異臭が出てきましたからね。

で、洗濯機も使えません。
お風呂もダメ。
テレビもダメ、
もちろん電子レンジもダメ。
電化製品の全てがダメですからね。


ちなみに、マンションやアパートでは、電気で水を給水タンクに引き上げます。
なので、水道が使えなくなります。
で、マンションやアパートでは、下水(排水)までもが使えなくなります。
機能停止。
電気も水もすべてストップ状態です。
オール電化の家も同じです。
電気も水もダメ。
全滅です。

乳児、赤ちゃんのいる家庭は、もう大変だと思います。
お気の毒過ぎます。



で、あと家を出てみると、信号機が止まっているので、これが危ない。
特に、バイパスに出るときは、本当、危ない。




昭和の時代にゲームウォッチ「クロスハイウェイ」という、
歩行者がハイウェイをフラフラと渡り歩くゲームがありましたが、
今回、「リアル・クロスハイウェイ」状態になったものです。



いやあ、怖い、怖い。
行き交う車の間を縫って、道に出るわけですが、
こりゃ夜だと、もっと怖いよな、と思うサバイバルなレベル。

実際、信号機が作動していませんので、市内で事故が多発。
100件近くの交通事故が起きています。

◎大規模停電で事故相次ぐ バイク男性が重体 浜松市
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000137532.html


こういう状態ですので、信号機が止まっているバイパスの交差点では、
おまわりさんが交通整理をしていましたね。



本当にご苦労さまです。
しかしおまわりさんの人数も限りがありますからね。
おまわりさんも、大変な状態です。



あと、単二、単一の電池が完売状態です。
もう手に入らなくなります。
単三は、有り余るほど残っていますが、
単二、単一は完売です。

入荷までに1週間かかるということで、
電池の争奪戦も繰り広げられます。


電気が無いと、もう、実質、生活は破綻。
破綻どころか、命を落とす危険性もありますね。
こんなのが1ケ月続けば死者も出ますよ。

さらに7月、8月ならエアコンも扇風機も使えなくなりますので、
熱中症と食中毒で、バタバタと人が死にます。
電気が使えなくなるだけで、もう阿鼻叫喚の地獄絵図間違いなしです。

恐ろしい。



しかし、見方を変えれば、浜松大停電のお陰で、
いろんな体験と学びができたものです。

ざざっと記事を書きましたが、他にもあると思います。
また思い出したら、記事にしようかと思いますね。

それにしても、これだけ長時間の大停電ですので、
普段体験できないことをリアルに体験できます。
いろいろと学びになります。


で、何度も言いますが、やっぱり「電気」。
電気は、現代の動脈。
電気が無ければ、命に差し障りが出てきます。

もう「電柱」は止めたほうがいいでしょう。
8月下旬の台風21号の大阪では電柱が倒壊していますからね。
また同じ時期の北海道の地震でもそうです。
で、今回の浜松では、至る所での電線に、木の枝とかがひっかかって、
市内全域が停電ですからね。
もう、電柱は止めて、地中に埋めることですね。


あと、「オール電化」は止めたほうがいい。
オール電化の家では、水道水も使えなくなります。
まして、ガスがありませんので、調理もできなくなります。

投資のリスク分散のセオリーと一緒です。
電気、ガスに使い分ける。


それと、家庭用電源があるといいですね。
電気供給用として、ソーラーパネルも用意。
これらがあれば、スマホや携帯、PCの電源に使うことができます。





電気が使えないと、スマホなどのバッテリー供給で困ります。
近くの公民館や携帯ショップで電源サービスもしてくれましたが、
やはり自宅でまかなうことができるほうが便利です。

災害時には、情報が大切。
これは、今回、痛切に思いましたね。


あと、昔ながらのガソリンを入れる仕様の発電機。
これがあるともっと便利。




それと、こちらのような手回し型の充電器&ラジオがあると
超便利。



ラジオも付いていますし、
携帯やスマホの充電器としても使えます。



まー、それにしてもプチ避難生活だったものです。
電気が無いので、ネットにも接続できません。
携帯もバッテリーが無くなります。
電気がないと、今までの生活パターンが変わりますね。

夜になると、ローソクを灯しての生活。
ローソク生活も、初日は新鮮で味わいがあり、
「おお、今日は誕生日の記念ね」なんてゆー余裕は、
2日目の夜には吹っ飛び、「早く停電、回復しないかな」になります。


で、電気、ガス、水道といった命に直結するインフラは、
日本の場合は、国家が管理運営したほうがいいですね。
民間が運用するのはよくない。

日本は「災害大国」です。
地震、台風などが、頻繁に起きます。
災害のたびに、電気、ガス、水道が打撃を受けます。

果たして、重要なインフラを、民間企業に任せて良いのか?
欧米ならまだしも、これだけ壊滅的な災害の起きる頻度が高い日本では、
電気、ガス、水道といったライフラインのインフラは、
国が管理運営したほうがいいでしょう。


そもそも、今回の浜松大停電では、これだけ大規模な停電です。
しかし、復旧に4日もかかるというのは、
中部電力に、日頃からの危機管理体制がほとんど出来ていない証です。

そもそも「電柱」は止めて、電線を地中に埋めろというのは、
昭和の時代から言われ続け、かれこれ40年以上は言われ続けています。
で、静岡県は、東海大地震が、これまた40年以上前から言われているわけです。

が!中部電力は、こうしたことを本気で考えていなかったのでしょう。
それが今回露呈した。
災害時における復旧も遅い。
東京電力は、わずか1日で回復させています。
中部電力は4日以上。

作業者が足りなければ、東電や東北電力からも人員を集めて対処できたはず。
できないなど言わせない。
電力会社は、命を支える「電気」というインフラを担っているからだ。
コストだの、カネがかかるというソロバンをはじくからできなくなる。
東電、東北電力から、あるいは、どこからからであっても作業人工を
集めての対処ができなくなる。
いや、しなかった。

カネの算段ではなく、地域の命を守ることを優先すべし。
そもそも、こうした非常事態のことを想定していなかった。
そんなのが、もうバレバレ。

こんな中部電力に、命を支えるインフラの「電気」を任せていいのか?
ダメでしょ。
さすがに、これは、マズい。

もはや、電気・電力は、国が管理し運営すべき。
地震のリスクが言われている静岡県です。
中部電力の名折れもいいところ。
てか、電気・電力を管理運用するにはふさわしくない。
ダメ。


で、繰り返しますが、やはり、日本は「災害大国」です。
静岡県は、地震の危険性が言われています。
まして、南海トラフ地震も確実視されています。
災害のたびに、電気、ガス、水道が打撃を受けます。

これが民間企業なら「コスト」とか「経済効果」とか言い出して、
手抜きをすることも出てきます。


そうそう「民間企業」といえば、「浜松市」は、水道事業を
フランスの「ヴェオリア社」という外資企業に、委託しています。
アホか。

◎水道事業にも外資が参入〜浜松市の画期的な取り組みを考える
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/

記事には「画期的」という文字が並んでいますが、トンデモない。
フランスのヴェオリア社は、アメリカ、ドイツ等で、
何度も水道事業に失敗しているわけです。
ヴェオリア社が、水道を運営管理して成功した試しがない。
全部、失敗している。
最後は、水道料金がハネ上がって、
住民からクーレム殺到して退去させられています。

なので、ヴェオリア社は、どこかでビジネスができる国や地方自治体を
探していたわけです。
で、まんまと浜松市が釣られてしまった。
このことは、経済評論家の三橋貴明さんや小浜逸郎さんが言っています。

◎世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』
https://www.excite.co.jp/News/
◎【小浜逸郎】水道民営化を阻止せよ
https://38news.jp/economy/11527


今回の中部電力の対応も似たようなものです。
カネかけたくないものだから、他県や他の電力会社からの応援も要請しないで、
「作業員が足りない」と言って、上手く誤魔化そうとしているわけです。
で、復旧に4日もかけている。
人の命を支える「電気」を担う資格が無い。

繰り返しになりますが、日本の場合、災害が多いですので、
電気、ガス、水道といった超重要なインフラは、
国家が管理運営したほうがいいですね。

今回は、これを、つくづく思ったものです。

それにしても、電気が使えなくなると、実質、生活は破綻しますね。
万一のときに備えることは大事ですね。

で、電気は、本当にありがたい(*´∀`*)
現代の必需エネルギーであり、血と同じです。
命を支える超重要なインフラですね。