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般若心経は「般若波羅蜜多」マントラの読誦を奨めたお経

だから、大乗仏教は呪術や奇瑞をアピールもするのでしょう。
有名な般若心経。
これはマントラの功徳を説くお経です。



般若心経は「空」を説くお経と思われていますが、
それは違うんですね。

空の解説は「おまけ」みたいなものです。
が、その「おまけ」の解説がよく出来ているため、
「空」の解説の部分に関心が集まりがちだったりします。

般若心経の真髄とは、「完全なる智慧」を得るとされる
般若波羅蜜多呪(マントラ:陀羅尼)」を唱えることなんですな。
般若波羅蜜多呪」の読誦を推奨しているお経なんです。
このマントラ般若波羅蜜多呪)こそ、

掲諦、掲諦、波羅掲諦、波羅僧掲諦、菩提娑婆訶
ギャーティー、ギャーティー、ハーラーギャーティー
ハラソーギャーティー、ボージーソワカ


なわけなんです。
これです。
これが般若心経のキモ。
般若波羅蜜多呪。
陀羅尼(ダラニ)。
マントラ

般若波羅蜜多呪は、悟りにいたる智慧を獲得するためのマントラであり、
これは、大神呪、大明呪、無上呪、無等等呪であり(つまり世界最強ってこと^^;)
一切の苦悩を取り除く、嘘偽りの無い真実の陀羅尼だぞ!
と、超太鼓判を押して「みんなこのマントラを唱えよう!」と推奨したお経なんですね。

般若心経は、空を説くお経ではなく、
悟りにいたる完全な智慧を獲得するとされる、
世界最強の「般若波羅蜜多」マントラを説いたお経です。

般若波羅蜜多呪


般若波羅蜜多呪と、経文を音楽にした動画もありますね。
これは、いい音楽^^
サンスクリット語で唱えられています。



般若心経にみられるように、
大乗仏教は、初っぱなからマントラを表に出してきます。
で、このマントラが、後の「南無阿弥陀仏」「南無法蓮華経」
といった呪偈(じゅげ)を生み出すことにもなっています。
また、後期仏教の雑密、純密の真言へと進展していきます。




で、これらマントラを唱える秘訣は「ハート」です。
ハートのパワーがあって初めて、マントラ、陀羅尼、真言
効力を発揮するトリガーを持ち得ます。